法要の準備と進め方
その1-日時の決定と連絡
●忌明けの法要は、亡くなった日を入れて49日目、もしくは35日目に営むならわしですが、
直前の休日に行う場合が多くなっているようです。
●僧侶や関係者の予定を尋ねて日時を早めに決定するようにしましょう。
●親戚関係を中心に故人の友人や特に関係の深かった方をお招きします。
●日時が決定したらなるべく早めに関係者に連絡しましょう。
●連絡は電話又はハガキ(案内状)にて行います。
●人数が把握できたら楽膳の料理を決めましょう。
●お料理が決まればそれに必要な備品、グラス等指定の場所、指定のお時間にお届け致します。(無料)
●お飲み物は、会場により設置してある場合と、ない場合がございます。(楽膳にお尋ね下さい)
●寺院等で法要をする場合は、配膳人(有料)が必要になります。(楽膳で手配いたします)
その2-事前の準備
●忌明け法要までに、本位牌や法名軸を用意します。
●忌明けを過ぎた白木の位牌は、お寺さんと相談して処置しましょう。
●この日に納骨を行う場合は、あらかじめ法要の用意をしておきます。
●お墓がまだない場合は、忌明けが過ぎたら御骨を預かってもらうこともあるので、
寺院や霊園と相談しておくと良いでしょう。
●法要に引き続いてお墓参りにいく場合は、
花、線香など事前に準備しておくと当日あわてずに済みます。
その3-お布施と法要の心得
●出席者の服装は、あらかじめ打ち合わせしておくと良いと思います。
●お布施の金額は、僧侶に直接お尋ねするのも良いでしょう。
●僧侶が会食に参加されない場合は『御膳料』、交通費として『お車代』を別途に包むこともあります。
その4-進行順序
●一同入場・・着席
●開式についての喪主挨拶
●ローソク、線香に点火
●僧侶に合わせて、拝礼
●読経
●焼香(僧侶の指示により、参列者全員が身内より順に行う)
●法話
●閉式・・会食の案内
※宗派や地域の習慣により、内容が多少異なる場合もあります。
●法要が終了したら、引き続き参列者の方々を料理や酒などでもてなすのが通例となってます。
●会食には引出物(香典返し)をつけてお持ち帰り願うのが一般です。
●お供え物を、皆さんにお分けして一緒にお持ち帰りいただく場合もあります。
●手提げ袋や風呂敷を人数分用意し、持ち帰りに便利なようにしておくと良いでしょう。
初七日
本来は亡くなって、七日目にとり行う法要ですが、
現行では葬儀の日に続けて行うケースが多くなってます。
四十九日(七七忌)
この日を区切りに一応忌明けとなります。
一周忌
(都合でその日が無理な場合、その日以前に行うと良いでしょう)
三周忌
新盆
盆入りの最初の日(地方によって違う場合もあるが、一般的には7月13日)
つまり7月13日に門前や墓所を清掃し、団子、果物等を供えて線香をあげます。
仏壇にも、お供え物を供え燈明(白いちょうちん)と線香をともし、僧侶に読経を依頼しますが
この時期は僧侶もお忙しいので早めに手配することをおすすめします。
お盆
旧暦で行ったりとまちまちです。
お彼岸
●春分の日(3月)、秋分の日(9月)の前後3日間を合わせた7日間を春秋の彼岸といいます。
この二つの行事には、近親者、親しい知人等でお墓をたずねて花をたむけ、
線香をあげて回向します。
一口メモ
なぜお彼岸にお墓参りをするの?
春分と秋分は太陽が真東から昇って真西に沈み、
昼と夜の長さがほぼ同じになる日ですが、
お彼岸にお墓参りに行く風習は、この太陽に関係しています。
仏教では、生死の海を渡って到達する悟りの世界を彼岸といい、
その反対側の私たちがいる、迷いや煩悩に満ちた世界を
此岸(しがん)といいます。
そして、彼岸は西に、此岸は東にあるとされており、
太陽が真東から昇って真西に沈む秋分と春分は、
彼岸と此岸がもっとも通じやすくなると考え、
先祖供養をするようになりました。by[暮らしの歳時記]All About
春彼岸 : 毎年3月の春分の日をはさんで前後3日合計7日間
秋彼岸 : 毎年9月の秋分の日をはさんで前後3日合計7日間
それぞれの初日を「彼岸の入り」終日を「彼岸のあけ」といい、
春分の日、秋分の日を「お中日」といいます。
併修
案内状等のもその旨を記することを忘れないようにしましょう。